手術室から転職。いきついた先は・・・

はじめまして。
和歌山県出身、34歳の「美樹」です。

看護師免許
私の看護師免許です

好きなことはお買い物。
20代のときのストレス発散はもっぱらお買い物でした(笑)

今は結婚をしているので散財できませんが、わりと幸せに暮らしています。

これまでの看護師人生は様々なことがありました。
辛いことも、悲しいことも、悔しいことも、そして嬉しいこともありました。

きっとこのページをご覧のあなたは悩んでいるのではないかと思います。
私も20代の頃は悩みに悩んでいましたし、34歳の今でも悩みは尽きません。

私の看護師人生は手術室から始まりました。
それから転職をすること4回。

12年間で総合病院、クリニック、訪問看護と様々な職場で働きました。
その経験を少しばかりお話したいと思います。

まさか!手術室へ配属された新人時代

私が初めて就職をしたところは総合病院でした。
病院全体で看護師は500名いたので、県内では大きな総合病院です。

総合病院
写真は私が勤務していた病院ではありません

就職は特に深く考えたり、調べることもなく決めました。

「とりあえず初めは大きい病院がいい」

看護学校時代の教員にこう言われ疑問に思うことなく就職を決めました。

内定をもらい無事に国家試験にも合格。
晴れて新人ナースとしての辛い日々が始まりました。

学生時代の看護実習は、ほとんどが病棟の看護でした。
当然、病棟勤務になるのだろうと心のなかでは思っていました。

ところが…

初出勤の日。
同期が次々と病棟配属が言い渡される中で、私の辞令はなんと手術室。

手術室
緊張の現場である手術室

「えっ何で手術室?手術室って何するの?」

手術室については私は何も知りませんでした。

地獄のような新人ナース時代

辞令は手術室でしたが最初の2週間は研修でした。

病院全体のオリエンテーションでは、自分の部署の物流や電子カルテ、手術器具の名前を覚えたりするだけです。

何事もなく過ぎていきました。
しかし、研修後は私にとって地獄とも呼べる日々が始まりました。
今、振り返っても人生で最も辛い時期だったと思います。

手術室は患者さんの生命に直結する場所です。
だからこそ、とても厳しかった。

器械出しが遅いと執刀医から怒鳴られるのは日常茶飯事。

「役立たずは出ていけ!」

言葉だけならまだマシです。
メスやハサミが投げつけられるように返ってくる。

麻酔科医からは無視。
そして、同じ手術でペアを組んでいるナースの先輩(いまで言うプリセプターですね)からはため息。

毎日胸が苦しくなるくらいのストレスを抱えていました。
でも、自分がミスをすれば患者さんを危険にさらします。

『厳しいのは当たり前だ』と自分に言い聞かせ、なんとか頑張っていました。

本当にかろうじて仕事を続けていました。
もちろん常に”辞めたい”と思っていました。

手術室の入口前
今でも手術室には戻りたくない(笑)

不安で辞められなかった新人時代

今になってもよく分からないルールがあります。

それは『1年目の新人看護師とは口をきかない』というものです。

もう意味がわからないですよね(笑)

  • 質問しても無視される
  • 大事な連絡事項は新人には連絡がない
  • 医師からの指示も伝えてもらえない

「昭和か!」

とツッコみたくなるルールでした(笑)

言葉の暴力
今ならパワハラで訴えたいレベルw

辞めたかったけど必至に我慢しました。
なぜなら『1年未満で辞めてしまったら、次の就職先が見つからないのではないか?』と不安だったからです。

出来るだけストレスは発散するようにしていました。
ただ1年目は休みの日も勉強会(もちろん無休)や休日に呼び出されることも多かったです(笑)

有休を取りたくても新人よりも先輩優先でした。

「こいつ(先輩看護師)は絶対にぶっ●す!」

と何度か思いました(笑)
新人ナースの方に言いたいのは最低でも1年は我慢です。

辛ければ辛いほど、その後の看護師人生は楽ですよ。

入職して9ヶ月で退職を申し出る

私が初めて退職を申し出たのは1年目の1月です。

「もう耐えられない。いっそ辞めちゃおう」

思い切って看護師長へ配置換えか辞職をしたいと伝えました。
返ってきた言葉は想像の斜め上をいく答えでした。

普通の看護師長なら、

「もうちょっと頑張ってみようよ」

「私も新人のころは辞めたい気持ちはあった。でも、そこを乗り越えよう」

「何か辛いことがあった?何でも相談して。」

とかでしょうか?
私が勤務していた総合病院の師長は鬼でした。

「1年間必死に教育してきたのにこの恩知らず!絶対に手術室から出さないから覚悟しろ!辞めさせないから!」

気弱な私はそれ以降はやめたいと言えなくなっていました。
この時期の私は”絶望”していました。

面談室
今でも大嫌いな看護師長との面談は緊張しました

でも2年目になると後輩の看護師がはいってきました。
私のときと同じように新人看護師の子はターゲットになっていました。

私は先輩から厳しく言われるようなことはなくなりました。
でも、私と同じように後輩が無視されたりしているのを見ると『嫌な職場だな』とずっと感じていました。

助けたいけど助けてあげられない自分も嫌でした。
辞めたいけど、一度目の退職願でコテンパンにされています。

そこで最低でも手術室をでる作戦にでました。
総合病院だったので、部署が違えば雰囲気も全く違います。

3年目になったときに『病棟看護がしたい』という理由で配置換えを希望しました。

手術室が嫌だといっても絶対に許してもらえません。
看護師長は後ろ向きな言葉が嫌いということを2年間を通して学んだ私なりの作戦です(笑)

その結果は・・・

撃沈しました(笑)
でも、前回よりも前向きな内容でした。

「これは看護部長に提出しないから。最低でも3人の看護師を育てないと手術室からは出せない。」

5年間勤務をして円満退職

それからの私は新人の教育に力をいれました。

幸いにも私が4年目になると新人の時に私を無視をしていた先輩たちは辞めていました。

そこでまずは看護師の雰囲気づくりを良くしようと思いました。

週末は1年目の新人看護師を連れて飲みに行ったり、悩みはを引き出したりと看護師同士の関係も良好でした。

また、私自身も医師から手術が進行しやすいなどと評価されるようになっていたので仕事はしやすかったです。

ただ、看護師長は全く信頼していなかったし、辞められる理由があったらとにかく辞めたいと思っていました。

別の病棟に異動をする前に『結婚による引越し』という理由で新人から5年間勤務したところで円満退職を選びました。

退職届
退職理由は建前でした(笑)

単発アルバイトや訪問入浴看護の仕事

結婚をし手術室を辞めてから数カ月は無職でした。

手術室時代はオンコール(月1回程度)や残業も多く忙しかったのですが、いきなり自宅にずっといるというのは割としんどかったです(笑)

最初の1ヶ月ぐらいはあっという間に時間が過ぎましたが、2ヶ月もすると暇だしやることがなかったです。

ここから派遣の単発バイトや訪問看護など手術室とは全く違う仕事をするようになりました。

派遣看護師として働き始める

時間を持て余した私はホームページで見つけた看護師の派遣会社に登録しました。


私が登録をした看護roo

「何で正職員ではなく派遣やってるの?」

よく看護学校時代の友人にこんな事をいわれました。

でも、前に働いていた手術室がとにかく大変だったので、定職についてしまうことへの不安が大きかったです。

この頃の私は単発のアルバイトを繰り返していました。
あらかじめ派遣会社に働きたい日程をメールしておくと、その日の求人をメールで送り返してくれました。

健診(健康診断)や民間の救急車に乗って患者さんの転院に付き添うなど仕事内容は様々でした。

その中でも訪問入浴看護の仕事が最も多かったです。

手術室の入口前
やりがいもあって給与も良かった訪問入浴

「久しぶりに入浴できて気持ち良い。ありがとう。」

と喜んでもらえるのも嬉しかったです。
また、3名のチームで利用者のお宅を訪問するので医師や上司との人間関係に悩まされることもなく働きやすかったです。

しかも、好きなときには必ずといっていいほど仕事がありました。また、時給は1,500~1,800円と普通のバイトやパートに比べると1.5~2倍ぐらいの時給でした。

ただ、単発のアルバイトだと、ほぼ毎回違う訪問入浴の事業所に派遣されます。

人見知りの私にとっては、けっこう気を遣う環境だったし、通勤に時間がかかる場所に派遣される(もちろん断ることもできます)こともありました。

単発バイトを6ヶ月続けた頃には、次第に固定した勤務先で働きたいと思うようになりました。

派遣から非常勤で働く

そこで登録をしていた看護rooの担当者に相談をしました。
すると非常勤勤務で訪問入浴の事業所を紹介してもらい働くことになりました。

最初は病院と在宅の現場での違いに驚くことも多かったです。
でも、必要な看護技術は、バイタルサイン測定や着衣などの基本的なものばかりでした。

手術室のみの経験でもスムーズに仕事をすることができた事はすごく良かったです。

事業所の方からも常勤にならないかとお話をいただきました。
その条件は給料は総合病院の手術室以上で、残業もないという好条件でした。

ちなみに給料は手取りで28万円。
手術室時代は手取りで21~23万ぐらいで5年間ほぼ変わらずでした(笑)

総合病院時代のように病棟会や勉強会で休みの日に呼び出されることもありません。

人間関係も良かったので、非常に悩みましたが、家庭の事情で再び引越しをすることになり、結局その訪問入浴の事業所に努めていたのは半年足らずでした。

短期間での転職を繰り返す

訪問入浴の仕事を辞めましたが、家庭の事情で正社員として働くことになりました。

ここから短期間で転職を2回しました。
一般的に転職回数が多くなると採用されにくくなると言われますが、看護師はどうも関係ないようです。

看護師は引く手あまた?

実はこの頃は夫が体調を崩し無職になっていました。
そのため社会保険のことなども考えて再び正社員で職を探し始めました。

引越しをした理由も自分自身が正職員で働くのであれば実家近くがよいと考えたからです。

実家近くに家を借りて、そこから通える範囲で職探しをした。

しかし、私の経験は手術室と訪問入浴の経験しかなく採血も点滴もできないことが不安でした。

採血
採血はかなり苦手な私

そのことを看護rooの担当者に相談すると…

「新人看護師も受け入れている教育体制のしっかりした病院がよいだろう」

とアドバイスを受けました。

紹介された病院は循環器系に強い総合病院。
試験は和やかな面接があったくらいで、スムーズに採用をいただくことができました。

当時は新卒の大学生でも就職が難しいと連日報道されているくらい就職難の時期でした。

病棟経験のない私が1回目の面接で、しかも夜勤なしの要望も聞いてもらえました。

しかも、契約やパートではなく、正社員で採用されるなんて、やはり看護師の免許を持っていてよかったなと実感しました。

いざ働いてみると採血などの看護技術を覚えたり、病院のシステムなどを理解したりするのに時間はかかりました。

でも、就職時に病棟経験がないことなどを伝えていたのでしっかりと教育をしてくれました。

私みたいにあまり経験がない場合は、夜勤はできないとか時短が欲しいとか面接で自分の要望を言うのも難しいです。

ただ看護rooの担当者に、この条件でも採用可能な病院を探してもらってから面接を受けたので、結果的に無理なく勤務を続けられたのだと思います。

外来に配属になって、ある時期まではとても働きやすかったのです。

ですが、病院の増築にスタッフの補充が間に合わず、一気に負担が増えるといった事態がありました。

ほとんど定時で帰れていたのが、長い時で1日4時間以上も残業するようになりました。

しかも、残業手当を申告する制度があるのですが、何かと理由をつけてあまり申告しないように上司からも忠告を受けたりし、次第に働きづらさを感じるようになりました。

そういった理由で辞めることも考えていたのですが、私が今抜けると残った人の負担がさらに大きくなると思って、辞めるのを留まっていました。

勤務状況を見かねて看護師を補充するという話があったのですが、実際に蓋を開けてみると採用になった看護師はみんな病棟へ配属することに…。

「なぜ人の外来に人が増えないのか?」を同僚と一緒に看護部長に理由を聞いたところ驚くべき答えがかえってきました。

その理由とは…
病棟の看護師は診療報酬の加算を受けるために一定数必要だから補充はする。しかし、外来は関係ないから今までの人員で頑張ってくださいというようなことを看護部長に言われました。

この事態に憤りを感じ、同時に妊娠しないことへの焦りも感じ始めていたので、本格的に不妊治療を受けたいという思いもあり、退職することに決めました。

個人クリニックに就職するも6ヶ月で退職

不妊治療をメインで頑張りたいと思っていたので、フルタイムではなく1日数時間のパートでできる仕事を探していました。

知人から、ハローワーク発行の看護師求人を見せてもらう機会があり、そこに掲載されていた家から近い個人クリニックに就職することになりました。

ただ、勤務し始めて数日で妊娠が発覚。
さすがに勤務し始めたばかりで伝えるのもはばかられ、安定期を待って妊娠報告をしました。

私としては妊娠中のトラブルもなく体調も良かったので、出産ギリギリまで働きたいと思っていました。

ただ、子どもも来院するクリニックだったため、子どもが暴れたりして何かあってはダメだからと医院長や他の看護師から早めの退職を勧められました。

そのため、私の代わりの看護師が見つかった時点で引継ぎをすることになり、勤務して半年も経たないうちに退職しました。

在宅のお仕事

妊娠中期に仕事を辞めることになったので、自宅でも暇を持てあましていました。

友達も多い方ではないから、しょっちゅう遊びに出かけるといったこともないし、何か趣味があるわけでもなかったので。

そこで家にいながらできる仕事として、クラウドソーシングのランサーズというサイトに登録しました。

もともとパソコン操作やネット検索などが好きだったので、今は在宅でネット記事のライティングなどをしています。

パソコン
在宅でも看護師の需要は多いです

看護師の知識が活かせるものもたくさんあって、子どもの病気への初期対応や妊娠中の合併症などについて記事を書いています。

看護系の記事ばかりだと頭も疲れてくるので、料理のレシピやお出かけ情報などを書いたりすることもあります。

看護の資格や経験を活かせる仕事は、こんなところにもあるのかと驚きながらも、育児と仕事のバランスを取りながら在宅ワークに取り組んでいます。

結局は看護師の仕事が良い

私は、近いうちにまた看護師として病院やクリニックで働きたいと思っています。

看護師は仕事への責任も重いしストレスフルだとは思いますが、他の仕事だって大変なことはあるはずですし。

何より、数年のブランクがあっても、再び正社員として働き始められる仕事なんてそんなにないですよね。

それにパートやアルバイトで働くにしても、やはり時給も待遇も良いものが多いです。

働く場所さえ自分に適したところを見つけられれば、不妊治療しながらでも育児しながらでも、あまり無理せずに働き続けることができます。

これから子どもの教育資金だってかかってきますし、老後のことを考えても自分の将来のために看護師として再び働きたいと思っています。

10年超えのブランクがあっても再就職できたナースを知っていますが、ブランクは少ない方が早く仕事に馴染めるかなとも思うので、できる限り早く復職したいです。


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